現代、伝統工芸の名のもと、手練れの技量に甘んじるもの、また登窯焼成など安直にプィブな製法に回帰し、単なる過去のやきものの再現に堕するもの様々です。 当工房では、やきもの用と美(機能的であることと、美的であること)との調和をはかり、真のやきものらしさの表現を探求しております。 中国古代に始まる長大なやきものの歴史を踏まえ、他の芸術の分野にはない本来的に朴質な土という素材と、科学的調合から抽出される釉薬とで、現代の美を表現してみたいと思います。 古きものと新しきもの、陽質なものと陰質なもの、そうした対立する概念を、ただ対比させるのではなく、陰中に陽あり、陽中に陰ありという易経の考えに基づき、合一するという意味の「咸」の文字を採り、陶房名を「咸窯かんよう」としております |
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![]() 陶芸茶房宇那室 栗林隆博の略歴 中央大学哲学科美術原論を学ぶ 東京神田美学校シルクスクリーン版画科修了 愛知県立瀬戸窯業高校附属陶芸専攻科修了 瀬戸陶磁器センターにて陶芸指導 1986年 現在地に築窯 89年 陶芸茶房宇那室開設 2003年 本庄市に創造空間「釉」を設立 県展入選、埼玉陶芸展入賞、めん鉢大賞入選、 四日市萬古焼土鍋コンペ入選 中華人民共和国、中華民国、 USAアリゾナ州インディアン居住区にて研修 98’99’ 沖縄県立芸術大学にて非常勤講師 現在陶芸茶房&ギャラリー宇那室主宰 |